"MR." PRESIDENT 中編 [つれづれ]
アメリカ合衆国で南部を紹介する時に
よく使われたキャッチコピーです。
北部や西部沿岸地よりも都市化・経済発展が遅れたせいもあり
親切で密接、心優しい地域性を表現した言葉なのだけど
その反面、強い人種差別が根付いていた地域でもあった。
タッカーはハイグレードな街ではなかったけど
夏休みに参加したサマーキャンプや
転校した小学校では有色人種が殆ど居なかった。
(アフリカ系は皆無だったと思う)
クラスメイトの殆どは東洋人を傍で見た事すらなかったようで
人口流動化&都市化が進む前のアトランタ郊外は
肌の色で住み分けがはっきりしていたようである。
程なくして、私達一家は更に郊外に開発され始めた新興住宅地へと移り
学校も「人種のるつぼ」的な感じで、タッカーで受けたような
好奇心の視線、冷たい白い視線のようなものはなくなって来たけれど
だからこそ根深い「人種の壁」というのを感じるようになった。
日本的な陰湿イジメがあった訳ではないし
表立って「これ」という(入店拒否など)差別を受けていないけど
滞在が長くなればなるほど「見えない壁」があり
自分が「異邦人」「マイノリティ」だと強く意識させられたのである。
(馴染めなかったのは私自身の性格に因るのもあるけれど)
その3へ 続く。
"MR." PRESIDENT 前編 [つれづれ]
国会議事堂前での就任式に立ち会いたいと
ワシントン記念塔広場に詰め掛けた大群衆の様子を見て
45年前の「ワシントン大行進」と、有名な「I Have a dream」を演説する
キング牧師の姿をオーバーラップさせた方も多いのではと思います。
もちろん、私にとっても生前の出来事ではあるけれど =ワシントン大行進
その映像を幼い頃から何度も見る機会があったせいか
何とも言えない感情と共に涙が溢れて止まらなかった。
どうしても忘れられない、ぬぐい去る事の出来ない老女と孫娘の顔がある。
1982年5月、アメリカ合衆国ジョージア州 アトランタ郊外にある
タッカーという小さな古い町でスーパーへ家族と行った時だった。
父の赴任に伴い日本から越して来たばかりの私は
当時の日本には未だ無かった大きくて広い店舗と(現在のイオンやダイエー規模)
カート型の買い物カゴ、かざすだけで料金を読み込むバーコードリーダー
よって客が自分で買い物・荷物を詰めなくちゃいけないシステムに愕くよりも
(日本は未だ値段を手打ちだったせいか、レジ台に2人配置で1人が荷物を詰めてくれた)
店に入った瞬間から周りの他の客より受けた白い冷たい視線・・・
固唾を呑むように着いて廻る張り付いた視線に切り刻まれた恐怖の方が大きかった。
そして出会い頭にぶつかりそうになった同年代の女の子が
凄い侮蔑の表情を浮かべると共に気持ち悪いモノに、怖いモノに出会ったかのように
後ろに居た老女(たぶん祖母)の背中に逃げ込み、その老女が怖い顔をしながら
私から孫娘を守るように抱きかかえて慌てて通りすぎたのだった。
タッカーは当時、古い閑静な住宅街で、白人街だったのである。
アフリカ系アメリカ人の多くはダウンタウン近郊に居住し
その居住区拡大(ある意味でスラム化)、そして
ラテン系、アジア系の人口が増えるのは80年代後半のこと。
勿論、幼かった私がその白い冷たい視線と少女の表情、
祖母の行動の意味を理解できるまで暫く時間を要することになる。
その2へ 続く。 (必ず続きます!)
異常気象 [つれづれ]
お盆以降、気持ち悪いくらい涼しい日が続いたと思ったら
また暑くなったりして、身体がついてけません
月末業務の疲れもあったのか、体調を崩し中
マイレージの幸運に恵まれて、念願だった初の北海道旅行
大雪山の紅葉狩りを予定しているのだけど
8月下旬の異様な冷え込みで例年より2週間ほど
早く紅葉が始まったらしく、月末の疲れを癒す間もなくプラン変更に右往左往。
やっと変更プランが出来上がったと思ったら
9月に入り高温が続いたので紅葉前線が停滞中とのこと。
もう運を天にまかすしかないのかな~ その前にまずは体調回復だわね
世紀の走り [つれづれ]
毎日、熱戦が続いている北京オリンピック。
ついこの間、アテネオリンピックがあったばかりな気がするのに
もう4年が経ったんですね アトランタオリンピックが12年前だなんてウソみたい
お盆休み中も調子が思わしくなかったので、テレビ(試合)観戦をあまりしなかったのだけど
気分上向きの土曜日、たまたま観た某・国営放送のダイジェストニュース。
ちょうど陸上男子100メートル決勝が行われた夜だったのだけど
すっごい堅そうな男性アナウンサーが開口1番
「さあ、皆さん。 世紀の”欽ちゃん走り”を ご覧いただきましょう」
・・・確かにね
プチプチ [つれづれ]
先日、バンダイより発表された新作・プチプチのオモチャ。(9月ごろ発売開始予定)
イワノフは包装材に使われているプチプチや小さくてブツっとした物=カサブタ、吹き出ものなど=を
潰したり掻き毟るのが大々好きなのですが、フリークとして意見を言わせてもらうと
これは少~し面積(プチプチの数)が狭いというか、少ない気がするなぁ~
せっかく潰したプチプチが復活するのも面白くないかもぉ・・・・(一面ぺちゃんこになったのが好き♪)
御無沙汰しております [つれづれ]
色々とあって、半年間ほど休眠していたブログをやっと再開することになりました。
今度こそ頑張って続けたいと思います、ボチボチの更新になるかとは思いますが
どうか宜しくお願い致します。 <(_ _)>
イワノフ
夢日記 [つれづれ]
体調を崩し、熱にうなされて浅い眠りを繰り返したせいか
ファンタジー小説も真っ青(!?)の奇想天外でハチャメチャな夢ばかりを見た(笑)
殆どの夢は「変だったなぁ」という印象だけで詳しい内容までは覚えてないのだけど
なぜか共通して出演しているのは昔の同級生&友人達ばかりで
懐かしの「だるまさんが転んだ」を一緒に遊んでいるの。
しかも、同級生達の顔は昔の幼いままだったり、大学生ぐらいの頃だったりおっちゃん&おばちゃんの顔だったり(爆)と、バラバラ。
通っていた日本人学校で一時期、「だるまさんが転んだ」が流行り
クラスメイト全員で夢中になって遊んだのは中学時代の事。(←マジで)
その頃の同級生達と最近、某コミュニティサイトを通じて接する機会が増え
なんだか映画「思い出ぽろぽろ」状態に陥っているみたい。
でも、子供の頃(・・・というのかな、中学校でも)の思い出って良いですね。
なんだか胸がほわ~んとなります。最後の「鬼、切った」で振り返った瞬間に
元サッカー選手の中田さんが登場したのには爆笑しちゃいましたが
実は同級生の一人が国際連合開発計画(国連の下部組織)の職員で
現在、フィルピンに駐在しているのだけど、先日、中田元選手が同国を訪れた際に
案内係を務めたらしく、一緒に撮った写真を(サイトで)見せて貰ったばかりなのです。
別にファンでも何でもないのだけどなぁ。。どうせなら宮本選手の夢を見たい